MATO PARENTS JOURNAL
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WHITE
自分時間なんて持てない、そんな時だからこそ
石川 明日香
これは今私が子育てで意識していること。
20代でママになった上の子2人の育児の時には、思い通りにならない歯痒さで、妊娠中からベビー期もよく泣いていました。
もっと仕事したい。
ちゃんとやらなきゃ。
もっと子供と一緒にいたい。
預けっぱなしで可哀想。
相反する二つの気持ちが自分の中でぶつかって、幸せな時間とストレスの両方を抱えながら仕事と育児に奮闘していました。
あれから10数年。
世の中的にはコロナもあって、以前とは仕事のスタイルも大きく変わり自分の中での優先順位を見直した人も多いと思うんですが、
まさに私もその1人。
会社員から自分で会社を経営する側に変わったことも大きいですが、それが一番の理由ではなさそうです。
今、12年ぶりに娘を出産して久しぶりすぎる育児の真っ最中なんですが、やっぱり今回も思い通りになんていきません!
やりたい仕事の半分もできないし、
やらなきゃいけない仕事には責任ももちろん伴うので、自分の命を削りながらやっている感じです。笑
この夏の忙しさピークの時。
オープン前の早朝撮影に預けるはずだった娘をトラブルで急遽連れて行かなくてはならなかった日。
そう、子育てなんて想定外の連続でしかない。笑
それでも昔のように思わないのは
(もちろんモヤモヤすることもたくさんありますよ。正確には軽減された。です笑)
「ま、できなくても今はしょうがない!」
と割り切れるようになった。というか、
良い意味で諦められるようになったからです。
それは今
自分よりも優先しなくちゃいけない
この小さな人との時間が永遠に続くものではない
と、実体験で分かったから。
振り返れば上の2人も少し前まで
「ママ〜ママ〜」
って呼んでくれていたはずなのに、もう2人とも自分のことはなんでも自分でできるように成長してしまいました。
だから今仕事と子育てのワークライフバランスがグラグラだったとしても、それは一過性のものだと思うんです。
自分にとって何を一番優先すべきか。
いつも自分や自分の周りを一歩引いて客観視できる余裕こそ、高齢出産と年の差育児の醍醐味かもしれません。笑
仕事も育児も完璧になんて、
子育てしていたらはっきり言って無理!
キリキリしてしまって笑顔を失うくらいなら、いっそどちらも少しずつ手放して、子供達の前で毎日笑顔でいられる母でありたいなと思います。
石川 明日香
石川 明日香
石川 明日香
石川 明日香