MATO PARENTS JOURNAL
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RED
赤ちゃんとお姉ちゃんのあいだ。上の子の赤ちゃん返り
石川 明日香
今回のコラムもInstagramでご質問があった
働くママならみんなが直面するであろうこの疑問に、
私の経験から書かせていただくことにします。
Q : 「妊娠してから、働き方は変わりましたか?」
結論から言うと、私は180度とまでいかなくても90度くらいは変わりました。
それは今回の妊娠に関してのことで(現在第4子妊娠中)
23歳で妊娠した長男の時も同じだったのかと言われたら、それは全く違います。
20代での妊娠は、まず体力的に余裕がありました。
悪阻も辛かったし、きっと腰も痛かったと思うんですが
「妊婦だからって気を遣わないで!私もっと仕事がしたい!」
と、もうとにかく仕事がしたくて仕方なくて、破水する前日まで出勤していました。
40代になった今、あの時と同じように妊娠中も動けるのかと言われたら・・・
絶対に無理ですね。
気力だけじゃ乗り切れない体の疲れ、妊娠初期は過去一きつい悪阻に悩まされ、やる気も起きないし、怠いし、目の前にある仕事をこなすので精一杯でした。
起業してから働き方は自分でコントロールできるようになったので、休める時はできるだけ休んで・・・という生活です。
周りがバリバリ働いていると社会に置いていかれるようで不安に感じることもゼロではないですが、今はもう仕方ない!仕事はいつでもできるけど、お腹の子を守れるのは自分だけだから、と思っています。
ちょっと話は逸れるのですが、今の時代「男女平等」と当たり前に言われるようになりました。
でも、実際はどうなのか。
仕事をしながら3人育ててきて思うのは、子どもを持つ以上、どうやったって男女平等になんてならないと思うんです。
そもそも妊娠はママじゃないとできない。
妊娠は病気ではないですが、命をかけて自分の中で命を育む大仕事です。
出産してからだって、母乳はママからしか出ないし、
産後のマルチタスクをこなすのには(自分の経験上)男性脳よりも女性脳の方が圧倒的に向いているように思います。
妊娠してからの男女平等が叶わないという事実、でも、それは決してネガティブなことではないと思っていて、適材適所というか、やるべきことを家族で分担できればいいのではないかと思います。
仕事に関しても、子どもが生まれてからは大事な場面で熱を出されたり、ぐずられたり・・・
そんなことは日常茶飯事になり、今まで自分1人で決められていたことが、自分の力ではコントロールできない未知の領域になります。
・・・でもそれが結果として、少しのことでは動じない強靭な精神を作ってくれるはず。笑
あと、もう一つ。
私が早くに子どもを持った理由は
「20代で子育てをある程度落ち着けて、30代は本気で仕事したい」
と思ったから。
予定では、子どもたちが自分で自分のことができるようになる頃には、仕事優先でバリバリ働いているつもりでした。
でも現実は全然想像と違って、小学校に上がってからの方が別の意味で大変になり、手が離れるどころじゃない!
子どもを持った時点で、もういなかった頃の生活には戻れないんですよね。
でも育児を18年してきて思うことに、ネガティブなことなんて一つもありません。
「自分よりも優先すべき対象がいる生活が、今の私を作ってくれた」
その事実は明確で、後悔どころか感謝しかない。
子どもを持たない選択をした私と比較なんてできませんが、
眠れない夜や、回らない家事にセーブせざるを得ない仕事、
働き方ももちろん変わりますが、それを加味したとしても
「子どもを持つ選択をしてよかった!」
というのが今回のご質問への私の回答です。
石川 明日香
石川 明日香
石川 明日香
石川 明日香