PARENTS JOURNAL

孤独と家族 -信州 松本旅行記-

こんにちは!! 


「孤独」と「家族」、一見相反することのように思えますが、2つは表裏一体、とても相性の良いものではないかと思っています。

 

自分ごとですが、この半年間ほど心を重くする事柄がありまして、日々自分の中でそれが重くなることが、耐えきれないストレスになってきました。

 

Mummy-Dの「なんもやる気しねえ」状態、つまり寝れないし、食べたいものもわからなくなり、日々の生活が荒みに荒む。

 

過日、気合を注いでいた撮影がひと段落したので、ひとりでふらっと旅に出ました。

 

場所はぼんやりと「知り合いが居ない街」「電車でゆっくり行ける場所」ということだけ考えていて、当日の朝に長野の松本に行くことを決めました。

 

とりあえずホテルを2泊予約し、新宿から特急あずさに乗って行ってきました。信州松本。

快く送り出してくれた家族に感謝です。

 

 

松本駅に到着。雄大なアルプスがお出迎え。

気候も東京都変わらない感じで心地よい。

 

ホテルは、駅からほど近い「旅のホテルlit松本」

お値段は手頃で綺麗だし、大浴場あり、スタッフさんも気持ち良い方でとても良かったです。
会員になると系列ホテル含めて、チェックイン / チェックアウトが無料で1時間ずつサービスされるのも嬉しい。
※LINEかFBアカウントがあればすぐなれます。


旅ですが、仕事はあるので着いたら昼ご飯を食べて、オンラインMTG。
何本か続けていたらもう外は暗くなってました。


この日は少し街を散策して、ホテル近くの居酒屋さんで、名物の馬刺しと山賊焼を楽しみました。
馬刺しはいろんな部位が食べれるんですが、初めて食べた「たてがみ」大好きでした。

もちろん、地酒の大雪渓と合わせて。

 

ホテルに戻ると前日までのハードな撮影の疲れも出て、お風呂も入ることなく、ぐっすり就寝。

 

翌朝起きると雪が降っており、街は白化粧。

歩いて、パン屋さんまで朝食の買い出し。
近年よく甲府には遊びに行くのですが、甲府に比べると街はコンパクトな感じ。

 

ただ海外からの観光客も多いためか、お洒落カフェを筆頭にナチュールワインやクラフトビール、レコード屋さんなど文化レベルがとても高い印象。

田園ベーカリー


午前中に仕事も終わらせて、足元も悪いので、レンタカーを借りて街を巡ることに。

 

まずは、松本城。

街の中心部から近いくてびっくり!! 
雪化粧した松本城、最高すぎました。夜はライトアップもしてるみたいです。

周りにはこだわりの蕎麦屋さんやレストランがたくさんあるみたいです。
※残念ながらコロナの影響で行きたいと思ったお店がほとんどお休みだったのが残念です。

 

 

次は松本美術館に行きたかったのですが、改装中で閉館とのことで温泉に行くことにしました。
調べてみると、松本から気軽にいける温泉地はなんと6!! これは嬉しい悩み。

詳しくはこちら 


自分は白骨温泉もしくは、扉温泉に興味をそそられたのですが、雪の関係でやっていない可能性があるということで松本から1番近い、浅間温泉に向かいました。

松本城から車で10分ほどで温泉地に到着。

 

枇杷の湯 
趣のある建物とさっぱりした泉質で気持ちよかったです。
大浴場と野天風呂、どちらも貸切状態でゆっくりできました。

温泉であったまったあとは、松本民藝館へ。
こちらも浅間温泉から10分ほどでしょうか、周囲には美ヶ原温泉もあります。



松本民藝館は、故丸山太郎氏が「美しいものが美しい」という観点で蒐集した民藝品を展示するために昭和37年(1962)に独力で創館したそうです。

その後、丸山氏は土地、建物を含む6000点を市に無償で寄贈し、現在に至ります。
展示品はもちろんのこと、上の丸山氏の文章が心に響きました。

 

そのあとは市の中心部に戻り、レンタカーを返却。
ちようど近くでやっていた、写真家 石川直樹さんの展示へ。

 

エベレストとK2、それぞれにアタックした際の写真展示されていました。 

写真展を後にすると、外はもう暗くなっており、コロナの影響でお店もほとんど閉まっているので、サクッと食べてホテルへ。

部屋で独り、辻まことの本をゆっくり読みました。

 

辻まことは山に関する文や絵をよく書いていた方で、人生の中で幾度となく読み返している作家さんです。

どうやら自分は、海より山に何かしら魅力を感じる人間のようです。

今回、1番心に響いた文章はこちら。
読む度に新たな発見があります。

 

彼の著書でおすすめは、「山からの言葉」「山からの絵本」「山で一泊」。
ぜひ、手にとっていただきたい本。

ゆっくり読み耽っていると、自分を孤独が包み込み、家族を離れ独りでいることに寂しさを感じました。

 

翌朝、起きると松本の街はまだご機嫌斜め。

予定を延ばして、他の場所に行こうかと思案しましたが、行きたいと思うところはここより北の地ばかり。

 


新潟、富山、福井、、松本がこの雪だとこれ以上の北進は装備的に難しいと思い、東京に戻ることに決めました。

それに賛成!!とでもいうように松本の街に青空が出てきました。

孤独というものは、自分にとって決して悪いものではなく、生きていく中でとても大事にしているものです。


旅に出たからといって、抱えてる問題は解決しません。
ただそこに絡まる自分のエゴのようなものを小さくしてくれる作用はあると思います。

 


旅の途中、独りでいることに安らぎを感じると同時に「今度は家族と来たいな」という想いを巡らせる。

家族を持って、自分はある意味弱くなったけど、幸せになったなと思います。

人はいつまでも孤独だからこそ、家族が必要だ。
※家族というのは、#neo家族 で伝えている意味合いにおいて。

 

次に来るときは、今抱えてるストレスですら、「あれのおかげで松本に来れた」という想い出になっていれば良いなと思います。

 


家族にお土産を買って、あずさに乗り込み、東京に戻りました。

ドアを開けた瞬間抱きついてくる娘を抱きしめて、「家族」に戻りました。




最後に、持っていった装備とグルメ情報を 。
ふらっと冬の松本おすすめですので、参考になれば。

* * * * * *


今回はCONTAINA TOTE BAG AIR 1つで旅しました。


中身は、PC、書類、USBや充電器関係の仕事用品、本1冊、コスメ道具、下着&靴下、手袋。

asics×nonnative のGEL-YETI
ゴアテックス製でライトなアウトドア環境までなら完璧です。

UNUSEDのダウンジャケット
軽くて保温性抜群。松本くらいならTシャツの上にこれだけでもいけるかも。

UNIQLO×White Mountaineeringのフリース。
部屋着としてもバッチリ。1シーズン、ガツガツ着ていこうと思います。

この他はパンツ1本、下着と靴下だけです。

 

グルメは、行きたいお店がなかなか空いていなかったので、蕎麦を食い倒しました。

こばやし本店 
神社好きなら必ず訪れてほしい、四つ柱神社 の隣にあります。

 

そば処 かまくらや 
近くに蕎麦を使用した色々な食品を販売する店舗もあります。
お土産にどうぞ。

 

博木野 駅舎店 
松本駅直結で7:30から朝蕎麦が食べれます。

 

野麦 
どこも美味しかったけど、自分の中で今回のNO.1蕎麦。 
繊細だけど、力強い蕎麦に感動しました。自家製のお漬物も最高です。

 

 

 

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