MATO PARENTS JOURNAL
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WHITE
ふたりでシェアするペアレンツギフト
MATO JOURNAL 編集部
こんにちは!
MATO JOURNAL編集部です。
先月末、MATO by MARLMARL初となるチャリティーイベントを開催いたしました。
様々な立場で子育てに関わる登壇者の皆様からお話いただいたメッセージや想いを、
ご来場が叶わなかった皆様へMATO JOURNALで少しずつシェアしていきます。
Vol.5は、Via Aroma主宰の近田梨絵子さん。
近田さんはアロマティーク調香デザイナーとして、Via Aromaを主宰。環境にも配慮した香りのプロデュースなどを手掛け幅広く活躍されています。
今回のイベントでは、ご参加いただいた方へ「記憶」を持ち帰っていただきたく
会場を包み込んだアロマの香りを、そのままアロマミストとしてプレゼントさせていただきました。
Via Aroma主宰の近田さんがこのイベントのために調香してくれたのがオリジナルアロマ「re:think parent」
調香のキーワードは「BORDERLESS」と「GENDERLESS」
香りに込めたメッセージは・・・
・プチグレン:子育てをしている中で時折感じる果実のようなほろ苦さ
・日本の草木:ペアレンツの不安をぬぐい、心にスペースを
・サンダルウッド:今ある現実を受け止め超えていく強さと冷静さ
誰もが生きやすい世の中へと願いを込めて、地球や環境に配慮した心を開放するアロマミストに仕立てました。
近田さんが選ぶ純国産の精油は、国内で間伐材として処理されてしまう資源から抽出した和精油。
各地域の生産者さんの想いも一緒に、和精油のアロマに込めて発信をしています。
そんなエシカルなアロマづくりに共感し、彼女へ香りのプロデュースをお願いしました。
第二子として生まれた娘は低出生体重だったためNICUに入ることに。退院前の検査で先生から「目が見えないかもしれない」と言われました。
それをきっかけに、視覚だけではない五感について深く考えるように。
そんな中、検査入院で病院にいた時、他の病室からレモンの香りが漂い、一気に張りつめていたストレスが楽になり、前向きな気持ちになった経験が。
そこで、植物から抽出した精油には薬効成分があることを知りました。
それを機に香りの仕事への挑戦が始まりました。
娘は目が見えづらく発達に遅れがあるため、将来的には「福祉作業所」で働くことが想定されています。
けれど、福祉作業所にある仕事は本当に限られたものだけ。
子どもに当たり前のように聞く
「将来何になりたい?」ということを
障がいのある子にはかけられないのです。
なぜ、福祉作業所の仕事は限られたものだけなのか。それは、仕事を委託する健常者である大人たち、また社会が
「障がいがある=できない」といった先入観を持っていることが原因です。
そんな偏見を、私は仕事を通じて変えていってあげたいと思いました。
そこで私は、アロマのボトリングやラベリングの仕事を福祉作業所に依頼することに。
すぐにはできないけど、障がいを持つ彼らができるような方法を一緒に考えてあげる。
そうすることで、彼らでもできる、ということを社会に伝えていきたい。
そんな「できる」を積み重ねていって、障がいがあってもたくさんの選択肢から仕事が選べる社会になればと願っています。
アロマのボトリングなどの仕事をすると、香りの効果なのか自然と障がい者の方たちの気持ちが安定するようです。
それが親御さんへと伝わり、親御さんたちから感謝された経験があります。
自分の子だけではなく、福祉の関わりの中で、香りが子育てに手を貸すことができるんだと気がつきました。
自分ができることから動いてみる、それが多くのペアレンツの助けにもなるんだと感じた出来事です。
*
いかがでしたでしょうか。
障がいという垣根も超えて、全ての子どもたちが自由に未来を選択できる世の中になりますように。
そんな近田さんの想いと行動力、そして心を癒す素晴らしい香りのパワーは希望にあふれていました。
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Vol.01 一般社団法人the GIFT <望月芹名さん>レポートはこちら
Vol.02 NPO法人チャイボラ代表 <大山遥さん>レポートはこちら
Vol.03 自立援助ホーム長 <大宮美智枝さん>レポートはこちら
Vol.04 元バトミントン日本代表 <潮田玲子さん>レポートはこちら
Vol.05 Via Aroma主宰 <近田梨絵子さん>レポートはこちら
Vol.06 美術家/イベントオーガナイザー <もりたみどりさん>レポートはこちら
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