PARENTS JOURNAL

<MATO×The GIFT チャリティーイベントレポート>Vol.7 栄倉 麻桍 さん

こんにちは!
MATO JOURNAL
編集部です。

 

先月末、MATO by MARLMARL初となるチャリティーイベントを開催いたしました。

 

様々な立場で子育てに関わる登壇者の皆様からお話いただいたメッセージや想いを、

ご来場が叶わなかった皆様へMATO JOURNALで少しずつシェアしてきました。

今回が最終レポートです。

 

Vol.7J-WAVEナビゲーターをはじめ、イベントMC等多岐にわたって活躍中のバイリンガルMC/インタビュアの栄倉麻桍さん。


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児の母でもある栄倉さんが、シングル子育ての中で得た教訓や経験、そして子どもを尊重することの大切さをお話ししていただきました。

 


The GIFTとの出会い

 

私は芹名さんのTheGIFTの活動の中で、夢プロジェクトというプロジェクトに参加しています。

どんな境遇の子どもたちでも夢を持って良いんだよ!と今施設で暮らす子供たちの背中を押してあげるプロジェクトです。

 

私は元々英語も話せませんし、インターナショナルスクールにも行っていません。

でも自分の夢だったハリウッドスターのインタビュアになる夢を叶えました。

 

その経験からどんな境遇にいても自分の夢を諦めなければ誰だって夢を叶えられるよ!と、将来なにがしたい?どうしていきたい?と話を聞き子どもたち一人ひとりの気持ちに寄り添って背中を押しています。


今は施設で生活する子どもたちみんなのお母さんみたいな気持ちで応援団の気持ちでいます!





 

葛藤をありのまま見せていくことで息子と唯一無二の関係に

 

離婚したのは6、7年前。

離婚してからの生活はとても目まぐるしく、養育費のこと、仕事との両立、本当にいろんなことが不安な時期もありました。

 

でも、シングルの葛藤している自分を隠すのをやめてありのままの自分を全て子どもに見せてきました。

自分の頑張る姿を見て息子も「ママも頑張っているから、僕も頑張ろう」としてくれています。

 

そして息子はとにかく優しいんです。

道を歩くだけでも、車道側を率先して歩いてくれたり

私も息子にとっては母であり父であり、兄でもあり姉でもあり、いろんな姿を見せて育てているんですが

いつの間にか息子も、私を守ろうとしてくれていて。

 

そして私の仕事も理解してくれているみたいです。

職業柄いろんな場所に行ったり、たくさんに人に会ったりしているのですが

息子の友達もSNSでそんな私の活動を見たりしてくれているみたいで、ママは何か面白いことしてるんだなと思ってくれています。

 

自分の生き様を見せながら、なんでもできるよ!やりたいことはやってみな!ということを自分の姿で見せています。

 


 

ありのままの自分でいること

 

自分の状況を隠さずに伝えるようにしています。

子どもだけど、一人の人間として接する。

 

離婚した理由もしっかり伝えて、一緒にいることはできないけどパパもママもあなたのことが大好きだよ。

と伝えています。

 

だから息子にはパパに会うことや連絡を取ることに制限はしていません。

自分が必要な時に好きな時にパパに会いに行っていいんだよと伝えています。

 

それでもやっぱりパパにあった日は帰ってきて寂しくなって泣いてしまう日もあります。

その時は本当にごめんねという気持ちです。

どうにもできないのでやりきれない気持ちにはなりますが、寂しさや痛みを知っている息子はその分人に優しくできるとも思うんです。

 

それは私とのコミュニケーションが大切になってくると思うんですが

声かけやアドバイスは私なりに続けていきたいです。

 

垣根のない考えや子育て、家族のかたちを体感している息子が、社会に出てどんな風に人に接することができるのか
どんな風に考えるのか今から楽しみですね。

 


 

壁をつくらずオープンに

 

シングルでの子育てと仕事の両立はもちろん大変ですが、私の両親が協力してくれたり、

仕事のことを理解してくれるお友達が助けてくれることもあります。

大変なら預かろうか?と声をかけてもらえたら思いっきり甘える。

その分自分が余裕があるときは自分がお友達の子を預かったりして、いい関係をつくっています。

 

ありのままの自分で、自分が垣根を作らないこと。

そうしたら周りも壁をつくらず話してくれますし、話を聞いてくれるようになります。

 

日本の文化って、少し遠慮してしまう部分がありますよね。

聞いちゃいけないかな?踏み込んじゃいけないかな?って。

シングルだと話すと聞いちゃいけなかったかなという反応をされることもあります。

 

垣根って自分が考えたり思った瞬間に垣根ができてしまう。

あの人はこうだからと、自分とは違うと思ってしまうのではなく、そんな考えもあるんだと受け入れていくことが大切だと思うんです。

 

ありのままの自分を出してオープンに!そしたら垣根のない子育てにつながると思います! 

NO BORDER!垣根下げようよ!っていうスタンスで。

私もこのままの自分の生き様を、これからも見せていきたいなと思っています。

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

自分の夢を叶え、常にありのままの自分で息子さんに向き合う栄倉さん。

 

さまざまな境遇や立場にも壁をつくらずどんな時も一人の人として息子さんと接し、ありのままの頑張る自分を見せることで子どもと親の関係以上に強い絆を築いていく。

それは自身の経験とシングルの栄倉さんならではの子育て。

 

ついつい外の一部の情報ばかりに目がいって理想を追ってしまい、こうでなきゃいけない。ママだから。と

自分らしさをなくして周りにも子供にも壁をつくってしまってはいませんか?

 

親として子どもを支えていくことは大前提。

でも自分らしくありのままの姿を子どもにも周りにも見せていくことで、垣根のない子育てにつなげていってはみませんか?

 

 

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