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RED
かわいい息子が「みんなの無意識をほじくり回す」。作家・大田ステファニー歓人が今感じていること
MATO JOURNAL 編集部
MATO by MARLMARLの2023年最新コレクション「拡がる Broaden Horizons」がリリースされました。
今回はMATO JOURNAL編集部が、新作コレクション誕生の背景についてデザイナーの黒川さんにインタビューしてきました。
どんな想いで新しいプロダクトを生み出したのか。
MATOが大切にしているものや、商品を通じてペアレンツへ届けたいこととは?
ぜひご覧ください。
*
まずベースにあったのは、子育てをする中で「不便、大変」と思うシーンって、自身の経験を振り返っても子どもとの外出中が多いなと感じていました。
荷物が多すぎたり、自分らしいスタイルを楽しめていなかったり、ペアレンツにはさまざまな制限があることが気になっていました。
特に春は新生活も始まりますし、暖かくなり、より気持ちも「外」へと向きやすい季節。
子どもとの外出シーンをもっと快適に楽しくしてあげられるようなアイテムを作りたい、そんな想いを軸にテーマを決め、製品のデザインを進めました。
ー 確かに、子連れ外出のハードルが下がるとペアレンツの気分も上がりますよね。
はい。特に今年はコロナにまつわる行動制限が緩和された春。数年ぶりにマスクなしで人と会話ができるようになったり、気持ち的にも軽やかに外出できるようになる春です!
そんな今だからこそ「外に出よう!」といった、ペアレンツの気持ちを後押しできるプロダクトを届けたいという想いがありました。
ー アクセントカラー「シトロン」には、どんな意図が?
MATO by MARLMARLは「子育てでつながるコミュニケーションの輪をつくる」というミッションを掲げています。
子どもと大人、パートナーやペアレンツ同士、家族と社会、さまざまなコミュニケーションを生むきっかけになりうるブランドでありたいと考えています。
そんな中、イエローは色彩心理学でも「コミュニケーションの色」とされていて、フレンドリーな雰囲気をつくり出してくれる色。
外に出ることを楽しんで、新しいつながりやコミュニケーションを拡げてほしい。この春の気分やテーマを表現するのにぴったりだなと思い、CITRONというアクセントカラーを取り入れました。
ー デザインをする上で心がけていることは?MATOならではのこだわりを教えてください。
まずは子育てをする場面で役立つ機能をきちんと宿すこと。
でも仕上がりのデザインはなるべく洗練させ、ミニマルでありたい。いかにシンプルに機能をつけられるかということを一番意識しています。
子育てに便利なアイテムって、まだまだデザインの選択肢が少ないと思っています。
子育てをしていても、ペアレンツたちが自分らしいスタイルを諦めずに身に着けられて、毎日の育児を楽しめるアイテムを作り続けたいですね。
ー MATOのプロダクトを通じて、ペアレンツへ届けたいことは?
自身の子育てを振り返ってみても、やはり子育てって「今」が大切だなと。
その時々は必死なんですが、後から振り返ってみると本当に一瞬だったな、なんてことがあります。子どもの成長は本当に早いですよね。
だからこそ、子どもとの触れ合い、成長過程、今この時だけの育児を思いっきり楽しんでほしいということを伝えたいです。
そのためにも、MATOのプロダクトが些細なストレスを緩和させたり、育児を楽しむ気持ちをサポートしたりする一助になりたいと思っています。
すべてのペアレンツが自身のライフスタイルを自由にデザインできるように、子育てのある暮らしに役立つプロダクトの選択肢をMATOが広げていきたいです。
ー 今回の企画で大変だったことはありますか?
機能性にこだわりすぎて、製品をつくる工場さんに「難しくてできない!」と言われることもありました。
自分で仮縫いをしてみたり、工場さんと試作を何度も重ねたりしてようやく形になったアイテムもあります。
ー なかでも使い心地にはかなりこだわったそうですね。
はい。見た目には変わらなくても、使った時により心地良くなるように、数ミリ単位の調整をするなど改良を重ねています。
例えばHULLED TOTE BAGのインナーバッグの巾着の紐は、絞りやすいように何度も設計を修正をしました。
BREATHE HATのツバの長さや角度も、いろんなスタッフに試着をしてもらい、ベストなバランスを探していきました。
ー デザインのヒントは自身の子育て経験から生れているんですか?
はい、自身の経験はもちろんですが、社内に子育て中のスタッフも多いので、日頃からいろんなアイディアをもらっています。
社内ペアレンツで集まって座談会をしたり、アンケートをしたりして情報を集めています。
また、店頭でお客様からいただく声や、SNSに寄せられるご意見がヒントになることもありますし、友人や社内スタッフとの何気ない会話の中からアイディアが生れる場面もあります。
ー さいごに、MATOのプロダクトを手がける黒川さんから、読者の皆さまへ伝えたいことは?
ペアレンツ自身のアイデンティティを大切にしながら、自分らしい子育てを楽しんでほしいということです。
自分自身を大切にすることで、子どもを尊重でき、より良いコミュニケーションが生まれると思っています。
わたしも子育てを経験しましたが、育児は大変だし、正解がないからこそ悩むこともたくさんあります。
でも「子育て」を通じて、わたしたち大人も一緒に成長ができるし、視野がすごく広がったなと感じるんです。
子育ては本当に幸せで尊いものだと思っています。
家族のかたちや子育てのかたちにとらわれずに自分らしいスタイルで子育てを楽しもう!ということを伝えたいですね。
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MATO JOURNAL 編集部
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