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かわいい息子が「みんなの無意識をほじくり回す」。作家・大田ステファニー歓人が今感じていること
MATO JOURNAL 編集部
夜泣き改善アプリ「Lullaby(ララバイ)」代表・田子友加里さんインタビュー。ペアレンツの選択肢を拡げるために
はじめての育児、まず立ちはだかる大きな壁が赤ちゃんの「夜泣き」です。
多くのペアレンツが夜泣きに悩み、睡眠不足で心身ともに疲れてしまうことも。
そこで今回MATO by MARLMARLは、それを解決する「ねんねトレーニング」に注目しました。
そもそも「ねんトレ」って何?赤ちゃんやペアレンツにとって、どんないいことがあるの?
アメリカ在住時に「ねんトレ」に出会い、日本のペアレンツにももっと「ねんトレ」を広めるべく、 夜泣き改善アプリ「Lullaby(ララバイ)」 を開発した田子友加里さんにお話をうかがいました。
そこには、これからはじまる子育てのあるライフスタイルを、自分たちらしく楽しむためのヒントがたくさんありました。
最後には「ねんね&育児グループ相談(オンライン)」のプレゼント情報も。
ぜひご覧ください。
── 赤ちゃんの夜泣きって、そもそもどんな問題があるのでしょうか?
まず一番はペアレンツの睡眠が十分にとれないことですね。睡眠不足の状態で日中に赤ちゃんのお世話をするのはとても大変ですし、睡眠不足は産後うつのリスクも高めます。
さらに夜泣きがひどい場合は、赤ちゃんも睡眠不足に。そうなると日中も機嫌が悪くなってぐずりやすくなり、ペアレンツの苦労が増えてしまいます。
だからこそ、親子が健康で、笑顔で毎日を過ごすために、夜泣きの改善はとても大切なポイントなのです。
私が夜泣きで一番辛かったのは、じつは夜ではなく日中でした。
寝不足なので、常に日中も意識が朦朧としている状態でも、授乳中だったのでコーヒーも栄養ドリンクも飲めない。
毎日頼れる人もおらず「母である自分がしっかり赤ちゃんを見守らなくては!」と意気込んで、自分をビンタしたりして(笑)必死に睡魔と戦っていたんです。
── 夜泣きを改善させる「ねんトレ」とはどんなことなのでしょう?
「ねんねトレーニング」とは、赤ちゃん1人ひとりに合わせた生活リズムをつくり、赤ちゃんに上手な寝方を身に着けてもらう、医学的には「行動療法」に当たるものです。
80%以上の赤ちゃんに効果があること、そして5年のフォローアップで悪影響がないことが、医学研究でも証明されているんです。
── 田子さん自身、LA在住時に「ねんトレ」に出会ったんですよね。
はい、当時はアメリカのLAに住んでいたのですが、前述の通り育児のスタートは毎日寝不足でした。
そんな中、アメリカでは当たり前だった「ねんねトレーニング」に出会いました。息子が生後6か月の時に「ねんトレ」に取り組み、夜通し寝てくれるようになったんです。
それだけでも、「親」としてのライフスタイルに選択肢が増えたこと、余裕が生まれたことが驚きでしたね。
── 具体的にどんな変化があったのでしょうか。
息子が夜通し寝てくれるようになり、夜19時以降がフリータイムになりました。
パートナーである夫が在宅時には、大学の夜間授業を受講するようにもなりました。
コーヒーを飲みながら授業を受けてリフレッシュできたり、ママ友もできたので休日家族で遊ぶ約束をしたり、すごくワクワクしましたね。また、子どもの眠りにまつわる一般的な知識を得たことで、赤ちゃんの行動を理解できるようになり「わたし、子育て頑張れるかも!」と自信がついたのを覚えています。
夫も、家で毎晩疲弊していた私の変貌に驚き「明るくなったね!」と言ってくれました。
── その実体験がLullaby開発のきっかけでもあるんですよね。
はい。日本では子育てに対して「眠れない、自由な時間がない」などネガティブな印象を持っている方が多かったので「子育てってきちんと眠ることができれば、こんなに楽しめるんだよ」というポジティブなメッセージを発信していきたかったんです。
そこで科学的根拠に基づき、安全で、家族の「ねんねトレーニング」に寄り添えるサービスを作りたいなと思いました。
「ねんトレ」は習慣作りなので、ダイエットと同じように簡単ではありません(笑)。だからこそ知識があり伴走してくれるコンサルタントの存在が必須だと思い、ペアレンツとスリープコンサルタントをマッチングできるアプリを開発しました。
── 初めての育児で「ねんトレ」を早くから知っておく必要性を教えてください。
「夜泣きは改善できる」ということをぜひ早くから知ってほしいですね!
早くから「ねんトレ」の知識を持ち、赤ちゃんに良い睡眠をとらせてあげるような環境や習慣づくりができていると、ペアレンツが睡眠不足で参ってしまうような夜泣きは避けることができます。もちろん赤ちゃんによって個人差も大きいですが、早くから対策ができると後々すごく楽になると考えています。
小さい赤ちゃんと過ごせる時間って、過ぎ去ってしまうと一瞬です。
初めての慣れない育児生活は疲れるものですが、夜にぐっすり眠れれば、ペアレンツの体力・気力に余裕が生まれます。
今しかない貴重な赤ちゃんとの時間を幸せな思い出にするために、ぜひ、ねんねトレーニングについて知っていただけたらと思います。
── 小児スリープコンサルタントに相談するメリットは?
科学的根拠に基づいた小児睡眠の専門知識をもったコンサルタントに現在の赤ちゃんの月齢、睡眠状況、お悩み等を伝えると、各ご家庭に合わせた改善策を提案してくれます。
ちょっと睡眠環境を変えたり、ルーティン化を意識することで、早朝起きや夜泣きが防げたりと改善できるポイントがあります。
ララバイでは、ねんね相談を累計2700件以上提供してきましたが、99%の方に「良かった」との評価をいただいています。全レビュー、アプリ内で公開されていますので、是非読んでみてくださいね。「我が家も改善されるかも!」と勇気が湧いてくるかと思います。
これから出産を控えている方は、今からできる事前準備について聞いたり、産後にいざ困った時の頼みの綱(笑)として、ぜひ気軽に相談していただきたいですね。
コンサルタントの大半はねんトレ経験者なので、ペアレンツの大変さも全て理解してくれて、全力で応援し褒めてくれるんですよ。
それだけでもペアレンツとしての自信に繋がり「楽になった」という感想もあるくらい。先輩のママ友、パパ友に相談する感覚で、ぜひお気軽に試してみてくださいね。
── 最後に、これから子育てをするペアレンツや、日々子育てに向き合っているペアレンツへ、田子さんからメッセージをお願いします。
子どもが生まれたその瞬間から「ママ・パパ」という新たな大役が託され、毎日不安と緊張の連続だと思います。
そんな中、子育てにまつわる様々な情報が溢れていますが、情報の信憑性や根拠、自分の家庭に合っているか否かを見極めることも大変ですよね。
だからこそ、ねんねに関するお悩みは、是非一度ねんねのプロに頼ってみていただきたいです。
親子でぐっすり眠れるようになると、日中もご機嫌に過ごすことができ、毎日が本当に楽しくなります。良い睡眠は、親から子への最高のプレゼントだと思いますし、何よりペアレンツがいきいきと毎日を楽しむ姿を子どもに見せてあげることが、未来へのギフトだとも思っています。
「ねんトレ」が、たくさんのペアレンツのワクワクを拡げる、そんなきっかけになりますように!
夜泣き・寝かしつけ改善アプリLullaby(ララバイ) 代表
慶應義塾大学卒業後、三井物産株式会社に入社し、約5年間国内外のEdtech事業への出資・開発を担当。2019年よりMoon Creative Lab Inc.に出向し、自身の出産・育児経験をきっかけに夜泣き改善・寝かしつけサポートサービス「Lullaby」を立ち上げる。
MATO JOURNAL 編集部
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