MATO PARENTS JOURNAL
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RED
uniqueness〜育児もキャリアも自分らしいバランスで〜
tomohiro akaiwa
「今から楽しみだね」
結婚式って何のためにやるんだろうか。
多様化が進んでいるこの時代、無理をして挙げる必要のない1つのイベントに過ぎない。
莫大なお金と時間と労力をかけて、それでもやる意味って何だろうか。
数年の同棲を経て結婚、籍を入れてからはや1年が過ぎようとしている。
ありがたいことにその間、子宝にも恵まれて、変化の激しい毎日を過ごす中、ついつい目の前のことに忙殺され、機会を逃してしまった感。
それでも
「それぞれの家族に晴れ姿は見て欲しい」
「どれだけ歳を取ってもその瞬間を思い出せるように、娘が歳を重ねた後にも見てもらえるように形になるものを残しておきたい」
この2つの想いはパートナーと共通だった。
だからこそ、実行に移そうという話になるんだけど、なぜか話し合いがうまく進まない。
話していてもお互いが楽しいと思えない。
さらに時間は過ぎていく。
「何でだろう?」
何度か話し合いを進める中で、まずはこの原因を探ってみる。
そこで気づく。
世の中にあるものはどうしても型が決まったように見えてしまう。
プランが決まって、そこに用意されたオプションを当てはめていくような、パッケージのような挙式に思えてしまう。
それを前提に考えてしまっていたから。
そこにはワクワクできない自分達がいた。
「どうせやるなら、自分たちにとって意味のあることしかしたくない!」
そう結託して、0から作り上げる結婚式をしようと決めた。
これがやりたい挙式と思える条件だった。
六甲にある風の教会
自分達が一生に一度のイベントを挙げることにした場所。
進行も内容も音楽も撮影も使う道具も。
基本的な挙式の内容とは異なるが、それでも自分達の想いと全ての行動に意味を感じられるものにした。
夫婦を主役にしつつ、家族にも焦点を当てて、まだ幼い我が子にも重要な役割を担ってもらった。
写真にも映像にも自分達の好みとスタイルを詰め込んだ。
あれだけ進まなかった話し合い。
ワクワクできなかった自分。
「今から楽しみだね」
日が近づくにつれパートナーと口を揃え笑顔で言えるようになった。
莫大なお金と時間と労力をかけて、それでもやる意味って何だろうか。
答えはきっとシンプルで「自己(夫婦双方)満足」なんだと思う。
この満足の形が多様化してきてて、以前より色んな形式の結婚式が世の中には出てきている。
まだ極々少ないかも知れないけど、0から作り上げる挙式に心から協力してくれる場所があったことを本当に嬉しく思った。
イベントを終えて1ヶ月。自慢の結婚式だと胸を張れる。
写真や映像を見返しながら、いつか自分の子どもにも自慢げに話せる日がくるのかなぁと胸を膨らませる。
「今から楽しみだね」
tomohiro akaiwa
tomohiro akaiwa
tomohiro akaiwa
tomohiro akaiwa