MATO PARENTS JOURNAL
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GREEN
夏は、冒険だ。
Taiki Yamanaka
5月最後の週末、yack yack booksで久々のイベントに出店。
あ、そうそうこのyack yack booksというのは数年前に始めた海外絵本専門店のこと。
最初は東京・目黒に店舗をつくり週末だけ開けているという本屋だったのですが、
逗子への引越しとともに実店舗は閉め、オンラインショップやイベント出店をメインに活動しています。
今回参加したのは、上野にある野外ステージで開催された音楽と本を楽しむイベントLotus music & book cafe。
音楽好きと本好きが毎年集まる場所でもあるのです。(最高!)
2年前に初めて出店し、昨年はコロナの影響もあり開催中止。今年も緊急事態宣言が延長になる中でどうなるかな、、、という状態だったのですが、感染予防対策も講じながら開催に至りました。
野外で音楽を愉しむ。
手を延ばせばすぐにあったようなものが、今では遠い貴重なものに。
だからこそ、限られた人たちだけが味わえる極上の空間であり、かつLotus music & book cafeには他にはない空気と時間が流れているようなところがあります。
ステージには本棚やソファーなど、部屋を模した演出がされているのもありますが、どこか私的で家の中にいるかのような安らぎと心地よさを感じるのです。
出演アーティストたちによる歌声と音の響き。本の一編の朗読。時折、ゆるゆるとした語り合いも。
そして、書店による本たちの販売も。
長野の古書店VALUE BOOKSさん(本の循環、という素敵な活動をされています)や、
世田谷・駒沢にあるブックストア兼ギャラリーSNOW SHOVELINGさん(選書がたまりません!)が本を並べている中で、
僕のyack yack booksもご一緒させていただきました。
音楽が好きな人は、本も好き。
か、どうかは定かではありませんが(笑)、この二つにはどこか共通するものがあるなとずっと感じていて、
言葉を紡ぎながら、絵や景色やまだ見ぬ世界を想像する。
作品の中に込められた想いと繋がりながら、自分自身の過去や未来を紐解いていく。そんなところがあるのかなと。
さて、開催当日のお天気はというと、梅雨入り間近ということもあり心配ではあったものの、予報も良好。
暑さの中に嬉々としたを感情が入り混じりながら、設営準備に。
開演前や各アーティストによる演奏の合間に小休憩があり、この時間が主な本屋の営業タイムとなるのですが、
演奏中はお客さんと同様に音楽を愉しむ絶好の時間。
どちらかというとこれを楽しみに出店している、と言っても過言ではないです。
開演しばらくして、なんだか風が吹いてきたな、空模様とちょっと、、、と思っていると、開催スタッフの方から通り雨がありそうとのこと。
パラつき始める雨。
「まぁこれくらいなら。」と思ったのも束の間、テントの屋根では覆い切れないくらいの雨量になってしまいました。
ご存知のように本は紙なので濡れてしまったら最後、乾かしたとしても売り物にならなくなってしまうこともあり、
会場スタッフ陣総出で安全な場所へと本を移動させるということに。
もしかしたらこの危機を目の前した一般の方も手伝ってくれていたのかもしれず、
ただただ申し訳ない気持ちとともに、皆さんのお陰で濡れずに済んだ本たちが山ほどありました!本当に感謝感謝です!
そんなハプニングから平穏を取り戻し、本も多くの方のもとへ。
海外絵本という存在自体、あまり馴染みがなかった方もいたかもしれません。
yack yack booksで扱っている絵本は、絵本の中でも少し偏ったセレクトで(自分で言うのもなんですが!)
絵やデザイン、アートが好きであれば気に入っていただけるものかなという作品たちを選んでいます。
音楽が好きで、本も好きな人たちを想像しながら、どんな絵本を持って行こうか、どんな方に届いたのか、想像しながらその場に立ち会うことができるのが何よりの楽しみです。
そして、本が旅立っていくのを見届けるのは、少し寂しくもあります。
また来年、この場所で集まれますように。
音楽と本を、愛する皆さんと。
p.s.
ちなみにアンコールの際にもスコールのような土砂降りが立ち寄り、もう笑うしかないようなエンディングとなりました。今年のLotus music & book cafeは忘れられないなぁ。関係者の皆さんありがとうございました!
yack yack booksのウェブサイトはこちらからどうぞ。
Taiki Yamanaka
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