MATO PARENTS JOURNAL
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BEIGE
発達ゆっくりな息子と「お友達」を考えた
Rui
息子が4歳の誕生日を迎えた。
2019年、夏。
夏は必ず長期の出張がある主人は、
「そろそろ生まれるかもしれないよね?」
と心配そうに尋ねながら出張に行ってしまった。
「なんだか出張中に生まれる予感がする」
と言う母の感で、実母が泊まりに来てくれていた。
明け方、「お母さん、布団が濡れてる!」
と母を起こしてから、オロオロしている間に病院へ運ばれ、破水とわかり、陣痛が来て息子は生まれた。
簡単に文字に書き起こすとこんなに短い文章であの日の出来事を振り返ることがでいるけれど、
実際は一瞬一瞬が辛く、苦しく、幸せで、愛おしかった。
その後の4年間は本当にいろいろなことがあった。
みんなと変わらない育児をした3年間もあった。
毎年、息子の誕生日には想像していたのとは似ても似つかぬ発達状況に、自分の妊婦生活を振り返り、 やっぱりあのときのあの行動が駄目だったのか。いや、出産した日のあの行動がよくなかったのか。 はたまた新生児の頃の接し方が悪かったのだろうかと自分を責めた日もあった。
実際の年齢である3歳に対して1歳半という発達年齢。
このまま時が止まってこれ以上大きくならないでほしいと思った。
それでもこの4年間、私は息子が大好きだった。
私の周りの人たちも、家族もみんな息子が大好きだった。
それは息子がいつも素直で正直に、まっすぐな瞳でみんなを見ていたから。
だから私はそれでいいと思えた。
息子は何度誕生日を迎えても、私の息子。
今年の4回目の誕生日はなんだかこれまでの誕生日よりも息子の成長を感じ、
親子の絆を感じることができた。
それはきっと私も成長したということなのかなと思う。
障がいを知り、受け入れて、療育を受け始め、やっと息子との真の関わりを持ち始めることができた2023年。
今年はもうすでに来年の5回目の誕生日が楽しみになっている。