PARENTS JOURNAL

飾らないラッピング

飾らないラッピング

 

ドイツで暮らしていたときに学んだ価値観に影響を受けてから、

我が家では緩衝材の再生紙を贈り物をするときのラッピングペーパーに使うことがあります。

 

ドイツでは誰かに贈り物をするときに自分でラッピングすることがほとんどで、

環境への配慮から過剰な包装を避ける人も多いです。

 

そんな文化の中で印象的だったのが、

自分がもらったラッピングペーパーや家にある一度使用した紙を誰かへの贈り物の時に再利用するラッピング。

 

リユース・ラッピングは少々シワが入っていたり、破けていたりしても、

心を込めて包んでくれた気持ちと少しの環境意識が伝わってきて、

お店で包んでくれるようなピシッとした包装とはまた違った愛らしさが宿っていました。

 

私は贈り物のラッピングが飾らないテイストであればあるほど、

その人が心を許してありのままの姿を見せてくれているように感じ、このリユースラッピングがとても心地よく感じました。

 

最近やっているのは、子どもたちがお絵描きに使った再生紙を使ったラッピング。

 

子どもたちが絵の具で遊ぶのが好きなので、その時に再生紙を使ってもらい、それをラッピングに利用するとなかなか楽しいです。

再生紙はネットショッピングするとよく緩衝材として同梱されているのでとっておいてます。

子どもたちは「なんでこの紙はグレーなの?」と興味を持って楽しんでいるよう。

 

 

「飾る」ということは気持ちが高揚したり、立派に見せたりといいことがいっぱいあるけれど、

「飾らない」という態度には相手をリラックスさせたり、心の距離を縮めたりすることができると考えています。

 

いつもありのままの自分を見せるのは難しくても、必要以上によく見せようとしなければ、

必要十分なエネルギーやものだけで快適に暮らせるのかな、と考えています。

 

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