MATO PARENTS JOURNAL
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BLUE
息子の「どっちでもいい」の真意とは
柿沼 絢乃
小学生のお子さんを持つペアレンツの皆様、いよいよ夏休みの始まりですね。
同じ立場の方々との最近の話題といえば、もっぱら「夏休みですね、お弁当ですね、宿題ですね」と。夏が楽しみ!というよりは戦々恐々とした会話の方がよく繰り広げられております…苦笑
長男は学童に通っていますので、夏休みは基本的に朝学童へ行き、夕方に学童から帰ってくる生活になります。
先日、学童の保護者会があり夏休みの生活について説明がありました。
最初に館長の先生からご挨拶がありました。このお話が印象的でしたのでここでご紹介したいと思います。
「"子どもは夏に成長する"とよく聞きますが、なんでかなと改めて考えてみました。
学童の子どもたちでいうと、毎日朝から夕方までここで過ごします。いろいろと遊ぶものがあって、お友達もいますが、長い夏休み、やはり毎日過ごすと飽きてくるんですね。笑」
「でも、そこで子どもたちはどうするか?というと、今度はそんな環境から新しい遊びを作り出そうとする。自分たちで創意工夫を持って遊びを生み出すんです」
「じゃあ更にそこからどうなるか?というと、自分たちで生み出した遊びに『入れて!』と友達が集まってくる。
最初は楽しく遊ぶんですが、段々とそこで自分はこうしたい、という思いがぶつかり合って喧嘩に発展するわけです。
もちろん相手を傷つけたり、手が出そうになったり、そういうことがあったら私たちがすぐ入ります。でも、そうじゃなかったら、自分たちで解決する。これはいわゆる社会性ですね。」
なるほど。聞きながら子どもたちの夏の様子が手に取るようにわかります。
更にお話は続きます。。
「だから私達はそんな社会性が生まれる仕掛けをたくさん準備しています。時にはお友達と喧嘩したと帰ってくるかもしれません、そういうときはご家庭でも話を聞いてあげてください。
でもこういう創意工夫と社会性を生み出す機会がたくさんあるから、子どもたちは夏にぐんと成長するんです」
館長先生のお話を聞いて色々と気づきがありました。
子どもが「ひまー!」と言っていたりすると、なんだか悪いことのように感じていたのですが、暇だからこそ生まれるものがある。
お友達との喧嘩もそうです。やっぱり「みんなと仲良くしてほしい」と、親としては願ってしまうものですが、そこから社会性が生まれるというのも頷けました。
「暇」にも「喧嘩」にもマイナスイメージがありましたが、少し見方を変えて捉えてみるのは良いことだなと思いました。
暇は創意工夫の原点、喧嘩は社会性の芽。
さて今年の夏、息子たちはどのように過ごし、どんな成長を見せてくれるのでしょう。
いよいよ夏休みスタート。今年もこの季節が我が家にとって、皆さんにとって、素敵なものになりますように!
長男、ようやく歯が1本抜けました!夏休み中にまた抜けるかな!?
柿沼 絢乃
柿沼 絢乃
柿沼 絢乃
柿沼 絢乃