MATO PARENTS JOURNAL
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PINK
トロル役をがんばる娘から「可能性は無限大」を思い出す
Satomi Nakazawa
夏の終わりを感じていた頃に書いた未掲載記事を振り返り中、
3つ目の話「君が生まれる2年前、大きな地震があったんだよ」
5年前の9月6日未明、北海道では大きな地震があった。
北海道胆振東部地震(ほっかいどう いぶりとうぶ じしん)と呼ばれる地震で、
わたしの住む町を含む胆振東部という地域が震源地となり、最大震度は7、北海道全域がブラックアウト(停電)して、
亡くなられた方も大勢いたその被害はとても大きいものだった。
こちらの写真は、地震が起きた日の夕方、水道・電気・ガスすべてが止まっていたため、
湧き水を汲み、薪で火を焚き、庭でお風呂用にお湯を沸かしたときのもの。
5年が経った今年、地元のお寺で節目の企画があり夫と娘と参加した。
夜空へ、ランタンを飛ばすという企画。
君が生まれる2年前、大きな地震があったんだよ。
結婚して移住した年にその土地一帯を震源地とした大きな地震が起こり、
娘の生まれる数ヶ月前からコロナ禍が訪れた。
個人的に大きな出来事として、一緒に暮らしていた祖母がある日急逝した。
それでもいつでも暮らしは止まることなく続き、
工夫と変化をしながら
被災の記憶もなにも当たり前にあった出来事として進んできた。
「生きていて、元気であれば。本当はたぶんそれがすべてなのかも。」
それが、ランタンを飛ばして素直に思ったことだった。
苦手だとか、そっけなくて悲しかったとか、
そういう感情を持つこともあるけれど、
「生きていて、元気であれば」と、相手に、自分に、思えればなんだかオールOK。
夏の残暑も終わり、紅葉という色彩の季節がやってくる。
ばたばたと忙しくて、拾った栗の皮をむく時間が取れないでいるけれど、
わたしは、ばあちゃんたちみたいにせっせと手まめに台所仕事ができないとわりきって、
栗はいったん冷凍庫に入れ、友達に「一緒にむいてくれる人募集」して楽しもうかな、とふわふわと思っている。
調べたら、皮付きのまま茹でてから冷凍しておくと3ヶ月くらいは問題ないうえ皮もむきやすくなるよう。早く剥かなきゃ…!からだいぶ余裕が^^また拾ってこよう。
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さて、11月になった今、今年の仕事納めのこともちょっと視野に入ってきて
この一年の振り返りなんかや、来年の在り方なんかも考えたくなる。
今回の振り返りの3つのお話から今の自分を見てみると、
「友達と」(家族の時間ももちろん友達との関わりも来年は増やせたらいいな!)
「自分や自分たちの好奇心を大切に」「ほめて認めて(素直に)」
「『元気であればそれでOK』と心から素朴に思おう」
わたしは今、そんな風に来年は在れたらと思っているかな。
Satomi Nakazawa
Satomi Nakazawa
Satomi Nakazawa
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