MATO PARENTS JOURNAL
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BLUE
息子の「どっちでもいい」の真意とは
柿沼 絢乃
先日、ありがたいことに今年もひとつ歳を取りました。
もう自分の誕生日だからと特別なことをする気も起きない年齢になってしまいましたが、
一応家族でささやかなご馳走?を食べて、ケーキに立てたロウソクを灯し、家族がハッピーバースデーの歌を歌ってくれました。
特別なことはない、日常の中の誕生日ですが
息子たちのハッピーバースデートゥーユーを聴きながら、こんな日常に感謝しました。
長男は家にあったキットのようなもので「ママにキーホルダーをつくる」と言って、頑張って作ってくれました。
Aの部分は難しいので「ママつくって」と言われ、私へのプレゼントを私が作るんかい!と笑ってしまいましたが、
息子と共作できたことがもはやプレゼントだなと思います。
せっせとA部分を作りましたよ。笑
カラフルにする、と言ってめちゃくちゃサイケな仕上がりになっていて嬉しいですね。
宝物です。
長男にはそのほかに「誕生日の食卓に飾るお花を、お花屋さんで選んで来てほしい」と伝え、
選んでもらったのですが、こちらも結構ビビットな色を選んでくれました。
パパと買って来てくれたのですが、話を聞いたら包装紙の色まで選んでくれたんだそうです。
そうやって選んでくれた気持ちが嬉しいですし、そんな行為に成長も感じました。
そして一番のプレゼントはそんな長男との会話でした。
先ほどのキーホルダーを作る際「ママにプレゼント作るよ。ママ、やさしくてだーいすきだから」
と言ってくれたので、思わず
『でも、ママ怒る時もあるでしょ?』
と聞き返してしまいました。
すると
「怒るけど、怒ってもいつもとあんまり変わらない。変わらないからすき。」
と言ってくれたんです。
ママの怒りが届いてないとも言えますが(苦笑)息子が私のことを「いつも変わらないママ」って思ってくれているなら、それは結構嬉しいなと思いました。
もちろんママも人間なので、機嫌が悪いときや、不調でぐったりな時も見せていると思いますし、
ママは最強、ママは倒れない、ママはやってくれて当然
なんて思われたら、それはそれで困るんですが、
常々フラットな人間でありたいと思っているので(そのことは以前「荒ぶる母は、過去の君達に会ってくる。」という記事にも書かせてもらいました)
少なからず息子がそう思ってくれている部分があるんだったら、それは嬉しいなあと思いました。
息子たちが私のことをどう思っているか、あまり面と向かって聞くこともないですが、
こういう節目の時は改めて聞いてみるのもいいなと思います。
そして私が言われて嬉しかったように、
今度は私が息子に、私が息子のどんなところが大好きなのか、日常的にちゃんと伝えてあげたいなとも思います。
このジャーナルに書き残して、皆さんに何かを伝えたいと思うきっかけのひとつに
「息子の言葉」が挙げられます。
会話の中で不意に発した息子の言葉が、いつも私をこんなにも元気付けてくれて
私の中に「書きたい」「伝えたい」というモチベーションを与えてくれる。
子供の言葉って本当にすごいなと、いつも思っています。
まさしく毎日のプレゼントです。
子育てってなかなか評価されたり、認められたりするものではないし、
それが時にはしんどい理由になるんですが、
他でもない、息子が私のことを認めてくれているんだなと思いますし
親になるということは、愛する存在を持つだけでなく、こんなにも愛されることなんだと気付かされる毎日です。
そんな息子の気持ちと言葉が一番の誕生日プレゼントでした。
今年も一年母業を、そして私自身の一年を豊かに過ごせたらと思います。
一緒に記念撮影しよう、と言ってパパに撮影を頼みましたが、、、この状態。笑 でもきっとこんな写真がいつかは笑える思い出になるんでしょう。
柿沼 絢乃
柿沼 絢乃
柿沼 絢乃
柿沼 絢乃