PARENTS JOURNAL

息子の「どっちでもいい」の真意とは

最近小学生2年生の長男の発言で度々耳にするものがあり、気になるものがありました。
それは「どっちでもいい」という言葉。

「○○と△△、どっちがいい?」みたいな感じで選択肢を提示して選んで欲しい時
「どっちでもいい」
と返事をすることです。

「どっちでもいい」って、なんか!やる気ないの!?主体性ないの!?と、
母としてはなんだかモヤモヤ。
「我が家は『どっちでもいい』禁止だよ!どっちか選んで!」などと言ったりもしたのですが、あまり効果がなく、しばらく長男の「どっちでもいい」は続いていました。

柿沼 絢乃

その日も私が何か問いかけると
「〜〜〜、どっちでもいい」と答えました。
最初の部分がよく聞こえず「ごめん、最初の方なんていった?」と聞き返したところ
「みんなが幸せな方で、どっちでもいい」
と言ったのです。

それまでずっと何かを決めることに対して面倒臭がって、その発言をしているとばかり思っていました。
なので「みんなが幸せな方で」は結構衝撃でした。
おそらく面倒だなーと思っていたことも、なくはないと思うのですが(苦笑)
長男の中に少しでも「みんなが喜ぶ方を選びたい」という気持ちがあるのだったら、その部分は尊重してあげたいなと。

そして、もちろんみんなのことを慮ってくれるのはとても嬉しいことなのですが、私は私で「どっちを選んだとしても長男の選択を受け入れる姿勢だよ」っていうところをもっと見せてあげなくてはいけないのかなと思いました。
長男の中でなんだかんだでママが決めるじゃん、と思われていたとしたらそれは改めたい部分です。

柿沼 絢乃

言葉って、たくさんの意味を含みますよね。
同じ「どっちでもいい」でも、どういう心があってその発言に至ったのか。
子どもたちにとって、含意まで説明するというのは結構難しいことなのだろうなと思います。
(なんなら大人でも難しい!)
でも「なぜ」「どうして」という部分まで伝えることは非常に大切なことだと思うんです。
だからこそ、最初は私たち大人がその思いを汲み取ってあげられたらと思いますし、更にその伝え方も見せてあげられたらと思います。

まずは、私から
「あなたが選んでくれたら、ママは嬉しいし、幸せだから、どっちが良いか選んで欲しいな。どっちがいい?」
って、伝えてみようと思います。

柿沼 絢乃

そういえばこの時期どんな感じだったっけ?と
少し前に自分で書いたジャーナルを改めて読む機会がありました。
はじめたころ「2歳と5歳です」と書いていた息子たちは、いま5歳と7歳になりました(長男は早生まれ)

このジャーナルは私がいろんなことを息子たちに伝えたいと、もがいている記録と言っても過言ではありませんでしたが、長男7歳のいま、私が伝えたいことを言葉に表すとしたら
「なぜそう思ったか、という気持ちの伝え方」ってことになるのでしょう。
そう考えると、ずいぶん難しいことを伝えたいと思うようになったんだなあと感慨深い気持ちです...

うまく伝えられるかどうか、頑張ってみたいと思います。

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