MATO PARENTS JOURNAL
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PINK
トロル役をがんばる娘から「可能性は無限大」を思い出す
Satomi Nakazawa
北海道は冬のあいだ、雪の白に覆われる。
こちらは前回の冬の自宅まわり。
覆われているのがいつからいつまでのことなのか。
もちろん毎年違うし、積もっていた雪がいきなり綺麗さっぱり溶けてなくなるわけではないので、
はっきりとそれが何月何日だと認識しづらい。
でも、「始まりの日」はとてもよくわかるなと思う。
今年の、わたしの住む町の積もり始めは、この日。
わたしの暮らしに、CONTAINER TOTE BAG がやってきてくれた日だった。
「一般的な洋傘生地の耐水圧200mmを上回る、耐水圧800mmを誇る高スペック生地」
なのに綿100% 。
傘より強いなんて!ととても楽しみで、
バッグが届きうきうきと、霜のおりた庭で写真を撮ったのが午前、
それから数時間後、その庭に雪が積もり、夕方には娘と夫が雪だるまをつくっていた。
今年は、それから地面が見えることはなく白に覆われ続けている。
ようこそ雪国へ、CONTAINER TOTE BAG !
コンテナトートバッグがやってきてからのある日、朝方の気温が氷点下20℃だったと報じられた。
登園途中にある川が凍っているのが見え、綺麗だったので娘を送ったあと眺めに。
(わたしの暮らす町はとても寒暖差のある土地で、冬は「今朝の最低気温ランキング」で北海道一に輝いたりすることもあります)
川を眺めて歩きながら、「トートバッグを使うのは、出産後はじめてだな」とふと思う。
車で移動することが多い土地柄ベビーカーを使うことがほぼなく、
我が家のお出かけは抱っこが多いだろうと、もともと想像していて。
それでなんとなく、子どもがいるなら両手を空けられるバッグがベストだろうと
産前の準備期間からトートバッグを選択しないできた。
それは、ママであるわたしがバッグも持って、抱っこもする想像だったように思う。
産前、たくさん荷物が入って取り出しやすいようなバッグを
新調しようと検索していたワードは「マザーズバッグ」だった。
「でも、実際のわたしの暮らしは、そうじゃなかった。」
この写真を撮ったとき、しみじみ思った。
この写真は、夫と娘とわたしの3人で空港へ人を見送りに来た日、
同居している夫の父「じじ」も途中で合流して一緒にお昼ごはんを食べたときのもので、
小上がりのあった飲食店をお会計して出たときに
じじが自然に娘の靴を履かせてくれている場面。
財布や車の鍵、念のための母子手帳ケース、娘の小腹が空いたときのための
りんごのドライフルーツや、おむつセットが入ったバッグを持つわたし、
そして家族が、娘を抱っこし、娘とともに歩いてくれ、一緒にお世話をする。
娘にとってもそれがいつもの、わたしたちの日常。
今回MATO JOURNAL編集部さんより
『「マザーズバッグ」という意識を「ペアレンツバッグ」へと更新しませんか?』というメッセージを受け取って、
率直に、「本当だなぁ」と思った。
『「ペアレンツ=パパ・ママ・子育てに携わるすべての人」と定義します』とも書かれている。
わたしは、出産をして母になれば、
当たり前に、子どもの荷物は自分の持つバッグの中に入れるものだと思っていたし、
抱っこも自分がすることが多いのだろうと想像していた。
でも、けっこう、そうじゃない。
バッグは、たとえば夫とわたしと娘の荷物をぜんぶ一緒に入れて持てる人が持てばいいし、
抱っこも、冬の北海道は足元が不安定なので夫が抱っこしてくれることの方が多い。
コンテナトートバッグの肩紐がずり落ちないよう抱っこ紐に装着できるようになっているストラップベルトが便利で、夫が感心していました^^
保育園の送迎も、夫の両親が「行ってくるよ!」と行ってくれることも多い。
それは、夫の両親も祖父母と同居をしながら子育てをしてきて、
祖父母もまた曽祖父母と同居しながら子育てをしてきたから。
60代のじじ、作業後で厚手のダウンを着ていますがトートの細身の持ち手の方を肩がけしても余裕あり。
夫の家族にとっては、子育てをみんなですることの方が当たり前という感覚なのだろうと思う。
それは代々そうしてきたからという年月のおかげでもあるし、
夫のお母さんにとっては、義祖父母がそうしてくれたから自分も、という継ぐ意志のようなものなのかな。
わたしは、どうだろう。
やっぱり頼ったりお願いすることをどこかまだにがてに思う自分には、
「みんなで」を、まだ空気のような当たり前さでできていないけれど、
でも、「みんなで」がいいことなのだということは感じている。
一つ前のJOURNALにも書いたように
一緒に暮らす家族たちが娘の世界を広げてくれているととても実感しているから。
そしてそれはきっとわたしにも言えることで、「みんなで」の暮らしは、わたしの世界だって変化させ、広げてくれている。
12月上旬に行われた"ばあちゃん”の一周忌法要の日は、娘のはじめての保育園での発表会の日でもあり、
バッグの中はぬいぐるみやら数珠やら、雰囲気の異なるアイテムたちが混在。笑
数珠は、遠方から帰省してきたいとこ家族の分も持っていくのが家族の恒例で、今回はわたしのCONTAINER TOTE BAGへ。
しっかり自立して立ってくれるから、こういった家族行事の時も物の出し入れがしやすくて助けられる。
その翌日は、返却する本と絵本を何冊も入れて夫と娘と図書館へ、
そしてつい数日前には、娘と地元の診療所へ行き、娘を抱っこしながらの待ち時間が暑くて少し雪のついた帽子を片手で脱いでぽいとバッグへ。
改めて、トートバッグって便利だったんだなぁと思う。
そのことは初めてCONTAINER TOTE BAGを使ったとき、薄暗い夕暮れのなかでも実感した。
なにか用事を足していて急いで娘のお迎えに行こうと、バッグを持った。
とりあえずのものを入れて、車の鍵を手に持って。
少しばたばたとしながら車のロック解除ボタンを押して鍵を開け、
鍵を納めようと、すぽっとトートに手を入れたらジャストな場所にちょうどいいポケットがあって、
確かめていないけれど水筒もきっとちょうどいいポケットがあるはずと思ってすぽっと入れてみたら本当に納まって、
それでちょっと笑ったのでした。
ノールックで使い始めても、ちゃんと受け止めてくれる。
君とこれから仲良くなれそうだ。
わたしにとってまだまだちょっとにがてな「みんなで」を、
親切で、懐深い君が助けてくれる場面がたくさんあることでしょう。
『「マザーズバッグ」という意識を「ペアレンツバッグ」へと』。
『子育てアイテムの捉え方を変える、そんな小さなことでも
「子育て=パパ・ママ・みんなでするもの」といった意識へと繋がると信じています。』
MATOの思い、それは少しの年月と、ひとり、ひとりと積み上がるような意志があればきっと。
わたしも、両親や家族が継いできた「みんなで」の空気を吸い込んで、
今を生きる自分たちらしい形とは、を更新していきたい。
氷点下20℃の世界にやってきたCONTAINER TOTE BAGは、そんな気分を運んできてくれた。
氷点下15℃以下の晴れた日には「樹氷」が。木々も白く覆われるわたしたちの冬。
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Satomi Nakazawa
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