MATO PARENTS JOURNAL
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WHITE
パパも家族、ママも家族。結婚、離婚、家族とは
Satomi Nakazawa
こちら北海道はとうとう、雪マークが数日後の天気予報に登場するようになりました!
「今週末、とうとう雪マークが出ましたね…!」という会話が、だれかと会うたび挨拶のように。
ひとたび雪が降り始めれば、それからしっかり積もるまでは時間がかかるとしても、数ヶ月は雪に覆われる日々です。
さて、書いたまま未掲載だった文章があり
今回編集部の担当さんとお話して3本にわけてアップしてみようと思います。
今年の夏の終わりを感じていた、当時の気持ちそのままに。
過ぎ去った日々、でもどれも大事な大事な思い出や実際に感じた気持ちたち。
今年もいい夏を過ごしました。^^
1つ目のお話 「大雨の日、”友達”について考えた」
...「この問いを、ときどき自分にふと問いかけるときがやってくる。『お金も時間も余裕があるとして、それでもしたいことはなにか』皆さんならなんと答えるでしょう。
いま自分がしていることを振り返る質問、さらさらの素の自分をふと見つめる質問。
そんな問いを、自分に、相手に問いかけたくなるときがあってわたしにとって"友達"ってそういう相手だなと思う。」...
*
この文章をJOURNALの下書きに書いたのが9月の始まり。
この下書きを書いたあと、
家業の農業の方でイレギュラーな出来事が起こり、
たくさんの方に助けて頂く特別な数週間を過ごした。
今年の8月〜9月は、北海道でも「観測史上最も」と言われる暑さが続き、
例年、都内の仲卸会社さんが大半を買い付けてくれている「中玉とまと」が
暑すぎて軟化玉(なんかだま)と呼ばれる皮がやわらかい状態となり、
スーパーなどへの流通は厳しいという判断で一切出荷ができなくなった。
その総数 10数トン。
そのことを一言、自身のSNSで呟いた日から、
本当に大勢の身近な方々がとまとをレスキューしてくれる手を差し伸べてくださった。
いろんな方が、とまとを買ってくださって、
いろんな方が、ご自身のお店でとまとを売ってくださったり調理してくださったり、
ある方々は、ご自身が参加・運営するマルシェに快く迎えてくださった。
そのバタバタの数週間の渦中、大雨が降った日があった。
マルシェに出店する準備として、”友達”が看板作りなどのお手伝いにと自宅へ来てくれた日だった。
雨の縁側を横目に、窓際に大きなテーブルを出して二人で向かい合いながら
彼女はとてもとても手際よく、看板や、価格や説明書きを書き込む札を作っていってくれる。
わたしはなんだかまとまらない頭で説明文を書いては止まり書いては止まりをしながら、
子育て・仕事・暮らしのこと、色んなお話をぽつぽつしていた。
そのお話のなかで、彼女が2つの選択肢でいま考えている、という話があった。
そのとき、思い浮かんで、伝えてみたいと思った問いがこれだった。
「お金も時間も余裕があるとして、それでもしたいことはなにか」
これはかなり前に、私の父がくれた本に書いてあった一文がもとになっていて。
この問いを伝えながら、わたしは9月のはじまりにJOURNALに下書きにしたままだったこの文章のこともまた思い浮かんでいた。
「そんな問いを、自分に、相手に問いかけたくなるときがあってわたしにとって"友達"ってそういう相手だなと思う。」...
まさに、そんな問いを問いかけたくなった。この文章を書いてから2週間が経っていて。
「なんだか正夢のような会話をしたな」と思った。
彼女は10年近く前に、ウェディングの仕事のなかでお客様として出会っている。
だから、「友達」と思うことはわたしにとって特別で、同い年だけれど敬語で話していて。
わたしにとって彼女は”友達”なんだな、と改めて思うことは、
意識一つのたった小さなことのようで、とても大きなことだった。
仕事で出会ったって、その後の関係を友達と思ったっていいんだよね。
そうであれば、あの方もあの方も「友達」だ。
これは私の勝手な意識のお話だけれど、知り合いではなく、
友達だと想像すると心強い気持ちになった。
結婚したり子育てを経験してみると、
引越しや仕事などなど環境の変化がたくさんあって、ふと心細くなる時があったとして。
そんなとき、思い浮かぶお顔のみんなを「友達」だと、
勝手でもいいから思ったら、心強くなるものだなと思ったのでした。
こちらは、弱気だと伝え合えることで心強くなれるものだなと思わせてくれた方とお出かけした日の一枚。娘たちが久しぶりの再会に親しくなれるまでに3時間もかかったけれど!、最後にはおててを繋げそれを喜ぶ娘たちの姿が嬉しかった。お友達の娘ちゃんは幼稚園へ通う前のため、娘がはじめての「お友達」だったそう^^
JOURNALの下書きに書いてあったことが、
大雨の日に”正夢”のように叶った会話をきっかけに、
「友達」についてよくよく考え、ふと思い浮かぶお顔のみんなを「友達と思おう」、と思った。
「仕事で出会った方」、「先輩」(年上の方を友達と思うのもおこがましいと思っていて…!)、じゃなく
「友達」と思うことだけで、こんなに心強くなるし、そして未来がもっと楽しみになる。
次は、何して遊ぼうか^^
▶︎振り返り2つ目のお話 『「なぜなぜ期」の始まりと褒めるについて』
Satomi Nakazawa
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